病院と薬局の抗アレルギー薬はどのくらい違う?

花粉症の薬としては、病院で処方される薬と、ドラッグストアや薬局で販売されている市販薬があります。どちらも、花粉症の症状を抑える成分が配合されていますが、成分に違いがあります。
病院で処方される内服薬は、抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン剤)とよばれる成分が配合されている薬がほとんどです。
代表的なものとしてアレジオン、アレグラ、アルテック、ザイザルなどがあります。これらの特徴は、アレルギー症状を抑えつつ、症状を出にくくする効果がある点です。これらの抗アレルギー薬は2~4週間服用し続けることで、アレルギー症状が徐々に出にくくなります。症状がひどい場合は、抗ヒスタミン剤(第一世代抗ヒスタミン剤)やステロイド剤が処方されます。抗ヒスタミン剤としては、マレイン酸クロルフェニラミンが含まれるポララミンが、ステロイド剤としてはセレスタミンが処方されます。点眼薬や点鼻薬も抗アレルギー薬が処方され、どちらもクロモグリク酸ナトリウムを2%含んでいるものが処方されます。
市販薬の内服薬は、今出ている鼻水を抑える抗ヒスタミン薬が配合されているものがほとんどです。成分としては、カルビノキサミン、クロルフェニラミンが含まれています。即効性はありますが持続性はありません。医療用からスイッチOTCとして市販薬に配合されているアレグラもあります。点眼薬、点鼻薬についても抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンを配合したものが多いです。
クロルフェニラミンは、風邪薬などにも含まれているため、鼻炎薬と風邪薬を併用すると一日の限度量を超えてしまうことがあるので、注意が必要です。花粉の時期には、鼻炎薬か風邪薬のいずれか一方だけ飲むようにしましょう。
市販薬はすぐに手に入り即効性があるため、病院に行くことができない場合には有効ですが、治療したいならば病院で処方してもらう方が良いようです。